介護施設の夜勤職員の勤務実態に不審が…|東京都八王子市の介護施設不正調査実例
「夜勤の巡回記録は毎回『異常なし』なのに、利用者様やご家族から夜間の対応について不安の声が上がる」「職員用の出入口の記録を見ると、夜勤中に何度も外へ出ているようだ」——介護施設の施設長様や運営法人の方から、そんなご相談が寄せられることがあります。
夜間は少人数で多くの利用者様を見守るため、職員の勤務実態が見えにくく、記録と実態のズレが見過ごされがちです。しかし、夜勤中の無断離席や記録の偽装は、利用者様の安全に直結する重大な問題です。本記事では、東京都八王子市の介護施設の施設長様からご依頼いただいた調査の実例をもとに、調査の流れや結末、そして今後の再発防止に向けた注意点を詳しくお伝えします。
職員の行為が懲戒事由に当たるかどうかや、処分の妥当性、行政への報告の要否は、事実関係と就業規則によって異なるため、最終判断は弁護士に確認してください。
八王子市の40代男性施設長のご相談内容

今回ご相談にいらしたのは、八王子市内で介護付き有料老人ホーム(定員50名)を運営する法人の施設長Kさん(40代男性)です。夜間は介護職員2名体制で、夜勤を専門に担当する職員も複数在籍する施設でした。長年働く職員への信頼も厚く、夜間の運用は現場にほぼ任せていたとのことです。
相談の発端:「ナースコールを押しても来なかった」というご家族の声
発端は、ある入居者様のご家族から寄せられた一言でした。「母が夜中にナースコールを押したのに、なかなか来てくれなかったと言っている」。Kさんはすぐに夜間の記録を確認しましたが、巡回記録には「異常なし」と時刻どおりの記載が並んでおり、その夜の対応に問題があったとは読み取れませんでした。
その後も、別のご家族から似た趣旨のご意見が続きました。単発の苦情として片づけられない数になってきたことで、Kさんは「記録に表れていない何かがあるのではないか」と考えるようになりました。
記録と実態のズレ:巡回記録が不自然なほど整っている
あらためて夜間の巡回記録を見直すと、特定の夜勤職員(以下Aさん)が担当する日だけ、巡回時刻がほぼ定時ちょうど、かつ全員「異常なし」で記録されていることに気づきました。ほかの職員の記録には、状況に応じた細かな記載や時刻のばらつきがあるのに対し、Aさんの記録だけが均質だったのです。
職員用出入口の入退室ログに残っていた記録
さらにKさんは、職員用出入口の電子錠の入退室ログ(開錠・施錠の履歴)を確認しました。すると、Aさんの夜勤の日に、勤務時間中の深夜帯に複数回、ほぼ同じ時間帯に外へ出ている履歴が確認されました。一方で、タイムカード上は勤務時間は通しで打刻されており、休憩の取得状況も曖昧でした。
「問い詰めて辞められたら夜勤が回らない」という不安
Kさんが特に懸念されていたのが、証拠なしに疑いをぶつけた場合の反応です。夜勤に入れる職員が限られるなか、Aさんが突然辞めてしまえば、夜間の人員配置そのものが成り立たなくなります。また、「不当な疑いをかけられた」という主張をされれば、労務上のトラブルに発展するおそれもあります。確実な証拠を持ったうえで、利用者様の安全と職員の労務の両面に配慮した対応をしたい——その思いが、光武商事株式会社へのご相談につながりました。
探偵事務所への相談を決断した理由
ログやタイムカードは、あくまで「記録上の事実」にすぎません。外へ出た目的や、その間に何があったかまでは、施設内の資料からは分かりませんでした。また、夜間の行動を施設の関係者が確認しようとすれば、本人に知られてしまうリスクもあります。「第三者が客観的に事実を確認する必要がある」と判断されたKさんが、当事務所の無料相談をご利用いただき、具体的な調査計画のご提案につながりました。
当探偵事務所が行った対応

ご相談内容と施設の状況を詳しくヒアリングしたうえで、今回の介護施設の勤務実態調査に向けた具体的な調査プランを立案しました。調査にあたっては、利用者様のプライバシーに十分配慮し、利用者様の個人情報を含む資料は、調査に必要のない範囲では受け取らない方針としました。
ヒアリングと記録類の確認による調査設計
まず初回相談にて、Kさんから、苦情のあった日時、Aさんを含む夜勤職員のシフト、夜間の人員体制、巡回記録の運用ルールなどを詳細に確認しました。そのうえで、タイムカード、入退室ログ、巡回記録、ナースコールの呼出履歴の提供を受け、これらを時刻で並べて整理しました。この段階で、「Aさんの夜勤中の外出の実態」と「その時間帯の巡回記録・ナースコール対応との関係」の確認が最優先課題と判断しました。
施設外からの行動確認
Aさんの夜勤日に合わせて、公道および公共の場所から、職員用出入口と駐車場周辺の様子を観察・記録しました(施設内への立ち入りは行わず、プライバシーの侵害にあたらない範囲・方法で実施)。出入りの時刻、外での滞在時間と場所、戻ってきた時刻を、写真・動画とともに時刻つきで残しました。
時刻の突合と報告書の整理
行動確認で記録した時刻と、入退室ログ・巡回記録・ナースコールの呼出履歴を突合。外出していた時間帯に、巡回の記録やナースコールへの対応がどうなっていたかを時系列で整理し、事実と推測が混ざらない形で報告書にまとめました。
調査結果

複数の手法を組み合わせた調査の結果、夜間の勤務実態が徐々に明らかになっていきました。以下にその内容をお伝えします。なお、個人を特定できる情報については一部を変更して記載しています。
夜勤中の複数回の外出・離席を記録
調査期間中、Aさんは夜勤の勤務時間中に、複数回にわたって職員用出入口から外へ出る様子が記録されました。外出の時間はおよそ30分から1時間程度で、多くは施設の敷地外の駐車場に停めた私有車に向かう行動でした。車内で過ごす様子が、時刻つきの写真・動画で記録されています。
巡回記録の時刻との重なり
外出していた時間帯と、巡回記録を突合したところ、外出中に「巡回済み・異常なし」と記録されている時刻が複数確認されました。また、ご家族から訴えのあった夜も、ナースコールの呼出時刻と外出していた時間帯が重なっていた可能性が示されました。
確認できなかったこと・断定を避けた事項
一方で、外出の目的や、車内で何をしていたのかまでは、当事務所の調査では確認できていません。また、巡回記録が事後にまとめて記入されたものかどうかも、記録上の事実としては推測の域を出ません。報告書には、確認できた事実と確認できなかった事項を明確に分けて記載しました。最終的な評価や処分の判断は、施設の運営法人が弁護士・社会保険労務士と相談のうえで行うものです。
調査後の結末
報告書をKさんにご提出した後、運営法人は弁護士・社会保険労務士と連携しながら、対応を進められました。
証拠をもとにしたAさんとの面談
報告書を手元に持ったうえで、Kさんは、弁護士と社会保険労務士の助言のもと、Aさんと個別に面談を実施しました。具体的な記録を示したところ、Aさんは、夜勤中に眠気が強くなったときに車内で仮眠を取っていたこと、巡回の記録の一部を後からまとめて記入していたことを認めました。同時に、人手が足りない夜勤が続くなかで、まとまった休憩がほとんど取れていなかったことも語りました。
処分と労務体制の見直し
法人は、就業規則に基づき、事実関係を踏まえた相応の処分を行うとともに、Aさんを含む夜勤職員の勤務体制を見直しました。連続した夜勤の回数や、勤務間の休息時間、休憩の取り方について、あらためて整理し、現場の無理を放置していた管理側の課題も認めて改善に着手しました。
ご家族・関係機関への対応
あわせて、苦情を寄せられたご家族には、事実関係の調査結果と再発防止策を丁寧に説明しました。また、必要な報告の要否については、専門家に相談しながら判断し、適切に対応しました。
夜間の見守り体制の見直し
その後、法人は、巡回の記録を紙から電子記録に切り替えて、記録した時刻が自動で残る仕組みを導入しました。見守りセンサーの活用、入退室ログと巡回記録の定期的な突合、休憩の時間と場所のルール化、管理者による抜き打ちの夜間確認なども進めています。「記録を信じる」だけでなく、「記録が正しいことを仕組みで確かめる」体制へ。今回の経験を機に、運営の姿勢そのものが変わりました。
お客様からの声
「夜勤の職員を疑うことは、本当に気が重いことでした。人手が足りないなかで、辞められたら困るという思いもありました。第三者に客観的な事実を整理してもらえたことで、感情的にならず、職員とも、ご家族とも、誠実に話し合うことができました。報告書は事実と推測がきちんと分けて書かれていて、弁護士や社会保険労務士への相談もスムーズでした。」
(八王子市・介護施設施設長・40代男性)
事例からみた注意すべきこと
今回の事例を通じて見えてきた、介護施設における勤務実態・記録の問題について、押さえておきたいポイントを整理します。
利用者の安全が最優先——調査の完了を待たずに夜間体制を補強する
夜間の不在や記録の不備は、事故や急変時の対応の遅れにつながりかねません。疑いが生じた時点で、調査の結果を待たずに、管理者による夜間の見回りや、別の職員の追加配置などで、まず利用者様の安全を確保することが大切です。
なお、利用者様に危害が及んでいる、または虐待が疑われる場合は、探偵調査を待たずに、利用者様の安全確保と、市区町村の窓口などへの通報・相談を優先してください。
「不正」と「構造的な無理」を分けて見る
夜勤中の離席や記録の不備は、個人の問題だけでなく、人手不足や休憩が取れない体制といった構造的な要因が背景にあることも少なくありません。調査で事実を確認するのは、処分のためだけではなく、本当の原因を見極め、職員も利用者様も守れる体制をつくるためでもあります。
- 不正の疑いと、勤務環境の課題を分けて整理する
- 処分を検討する際は、弁護士・社会保険労務士と相談する
- 再発防止は、個人の注意ではなく仕組みで行う
記録は後から作られる——電子記録とログの突合
紙の巡回記録は、後から書き足したり、まとめて記入したりすることができてしまいます。巡回の記録を電子化して時刻が自動で残るようにすることや、入退室ログ・ナースコールの履歴と定期的に突き合わせることで、記録と実態のズレを早く見つけやすくなります。
- 巡回記録は、時刻が自動で残る電子記録に切り替える
- 入退室ログ・ナースコール履歴・タイムカードを月次で突合する
- 職員用出入口の入退室ログの保存期間を確認し、必要な期間は保管する
疑念を持ったら、まず専門家へ
疑念を持った段階で、本人に直接問いただしたり、他の職員に相談したりすると、記録の書き換えや退職につながるおそれがあります。まずは、ログ・記録を消えないように保全し、専門家に相談することが重要です。疑念を持ったときは早期に相談することで、利用者様の安全も、職員との関係も守りやすくなります。
探偵に相談するか迷ったときの行動
「探偵に頼むなんて大げさでは?」「職員を疑うようで気が引ける」と感じる方も少なくありません。しかし、介護施設での勤務実態の問題は、利用者様の安全と職員の労務の両方に関わるため、事実を客観的に確認することが重要です。迷ったときにすべきことをお伝えします。
まず無料相談で状況を整理する
当事務所では初回相談を無料で承っています。「本当に問題があるのか分からない」という段階でも構いません。現状の状況をお話しいただくだけで、調査の必要性・有効性・費用感についてお伝えすることが可能です。相談=依頼ではありませんので、まずは気軽にお問い合わせください。
施設内の記録だけでは分からないことがある
ログや記録は、あくまで記録上の事実にすぎません。外出の目的や、その間の実際の状況は、施設の中の資料だけでは分からないことが多く、施設の関係者が確認しようとすれば本人に知られるリスクもあります。第三者が客観的に確認することで、感情的な対立を避けた対応がしやすくなります。
放置するほど、利用者の安全リスクは大きくなる
夜間の不在や記録の不備が続けば、事故や急変時の対応遅れのリスクが高まります。「様子を見ようか」と迷っている間にも、利用者様の安全は脅かされかねません。疑念を持った段階でのご相談が、最終的なリスクを最小化することにつながります。
光武商事株式会社の強み
光武商事株式会社は不正調査・浮気調査・素行調査など幅広い調査実績を有しており、介護・福祉施設を含む企業内の調査にも豊富な対応経験があります。
介護・福祉施設の調査に配慮した進め方
介護施設の調査では、利用者様のプライバシーと安全への配慮が欠かせません。当事務所は、調査に必要のない利用者様の個人情報は受け取らない、施設内に立ち入らず公道・公共の場所から観察するなど、施設の運営や利用者様に影響が出ない進め方を徹底しています。
- 利用者様の個人情報を最小限にとどめる調査設計
- ログ・記録類との突合による、事実と推測を分けた報告書
- 弁護士・社会保険労務士との連携を前提とした資料作成
迅速な対応と報告書の品質
夜間の安全に関わる調査では、スピードが重要です。被害や事故が起きる前に事実を確認するため、ご相談から調査開始までのリードタイムを最小化。また、調査終了後の報告書は弁護士や社会保険労務士との連携でも使用できる精度で作成しています。
- ご相談翌日から調査着手が可能なケースも
- 報告書作成費用は0円(別途請求なし)
- 弁護士との連携実績あり
秘密厳守と法令遵守の徹底
調査の依頼内容・対象者・結果はすべて厳秘事項として管理。また、すべての調査は探偵業法(探偵業の業務の適正化に関する法律)および個人情報保護法の範囲内で実施しています。違法な手段を用いないことは、証拠を後の手続きで使ううえでも重要な要件です。
光武商事株式会社への依頼の流れ
初めて探偵事務所にご相談される方でも、安心してご利用いただける流れをご説明します。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| STEP 1 無料相談(電話・メール・LINE対応) | まずはお気軽にご連絡ください。電話・メール・LINEのいずれでもご相談を受け付けています。相談内容をもとに、担当者が現状の課題・調査の可能性・費用の目安をお伝えします。この段階では費用は一切発生しません。 |
| STEP 2 調査プランのご提案と契約 | 相談内容をもとに、貴施設の状況に合わせた調査プランをご提案します。調査方法・期間・費用の見積もりを明示したうえで、ご納得いただいてから契約となります。押し付けや強引な勧誘は一切行いません。 |
| STEP 3 調査実施・報告書のご提出 | ご契約後、速やかに調査を開始します。調査終了後は、行動記録や時刻の突合結果を整理した報告書をご提出。その後の対応(弁護士・社会保険労務士への相談、当事者との面談など)についてもご相談に応じます。 |
料金
光武商事株式会社の介護施設の不正調査における料金体系は以下の通りです。
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| 初回無料相談 | 0円 |
| 尾行・張り込み調査(1時間・2〜3名) | 40,000円〜(税込) |
| 報告書作成費用 | 0円 |
※費用は調査内容・期間・人員規模によって変動します。事前のお見積もりで明確な金額をご提示しますので、ご安心ください。追加費用が発生する場合も、必ず事前にご説明します。
介護施設の不正調査に関するよくある質問(Q&A)
職員の勤務中の行動を調査しても問題ありませんか?
業務に関連する事実確認など正当な目的があり、公道・公共の場所からの観察など方法が適法な範囲であれば、お引き受けしています。当事務所は、探偵業法および個人情報保護法の範囲内で、職員のプライバシーにも配慮して実施します。なお、調査を行うことを前提に、就業規則や雇用契約の内容、処分の進め方については、弁護士・社会保険労務士にご相談いただくことをお勧めします。
利用者の安全に関わる場合は、調査より先に何をすべきですか?
利用者様に危害が及んでいる、または虐待が疑われる場合は、調査を待たず、利用者様の安全確保と、市区町村の担当窓口などへの通報・相談を最優先にしてください。夜間の見回りの強化や職員の追加配置など、調査と並行してできる応急的な対応も大切です。調査は、事実を客観的に確認するための手段であり、安全対策の代わりにはなりません。
調査結果は処分やご家族への説明に使えますか?
当事務所が作成する報告書は、弁護士・社会保険労務士への相談や、就業規則に基づく手続きでの活用を想定した形式で整備しています。確認できた事実と、確認できなかった事項を明確に分けて記載しているため、事実に基づいた説明をしやすい内容です。ただし、処分の可否やご家族・関係機関への報告の要否は、専門家と相談のうえ、運営法人が判断してください。
調査中に職員に気づかれませんか?
調査の秘匿性は最優先事項として取り組んでいます。尾行や張り込みにおいては、対象者に察知されない手法を用いており、施設の運営に影響が出ないよう細心の注意を払って実施します。ただし、100%の秘匿性をすべての状況で保証することは困難であるため、具体的なリスクと対策については事前の相談時に詳しくご説明します。
調査の期間はどれくらいかかりますか?
案件の内容・対象者の勤務シフト・施設の規模によって異なりますが、夜勤の勤務実態に関する調査では1〜4週間程度のケースが多い状況です。ご依頼前のヒアリングにて、調査期間の目安をご提示します。短期間での確認を優先するか、複数の夜を重ねて確認するかについても、ご要望に応じたプランを提案可能です。
まとめ

今回ご紹介した介護施設の調査の事例では、「ご家族の一言」と「整いすぎた巡回記録」という小さな違和感が出発点となり、行動確認と入退室ログ・巡回記録・ナースコール履歴の突合を組み合わせることで、夜間の勤務実態を客観的に確認することができました。介護施設での問題は、夜間の少人数体制・記録の確認不足・休憩が取れない構造といった要素が重なるほど起こりやすくなります。
疑念を感じた段階でのご相談が、利用者様の安全を守り、職員との関係を守りながら解決するための近道です。まずは利用者様の安全を確保したうえで、専門家に相談することをお勧めします。
介護施設の勤務実態や記録の問題についてお悩みの方は、ぜひ一度光武商事株式会社へお気軽にご相談ください。初回相談は無料で、状況の整理から調査プランのご提案まで、迅速に対応いたします。
